Ambush

ブランド誕生から10年、NIKEとのコラボした東京ブランド『AMBUSH』。なぜ今世界から注目を浴びているのか?

今ファッション業界を賑わせている東京生まれのブランド『AMBUSH(アンブッシュ)』
先日NIKEとのコラボアイテム発売があり、現在ファッションメディアでは見ないことはないブランド名です。このAMBUSHがなぜ今注目されているのか?AMBUSHの魅力からブランドの歴史を振り返って見たいと思います。

-AMBUSHが生まれたきっかけ-

<VERVALとYOONの出会い>

アンブッシュ(AMBUSH)はVERBAL(バーバル)とYOON(ユン)が2008年にスタートしたアクセサリー・ジュエリーブランド。その2人はアメリカ・ボストンの大学在学中に出会い、当時のアジア系アメリカ人は、まだファッションもメイクも地味な印象でしたが、VERVALはYOONのファッションスタイルの衝撃的なカッコ良さに魅力を感じ、そこから2人の関係はスタートしました。
当時、学生時代のVERBALは地味なタイプで、YOONと知り合った頃は「そういうメガネ、ダサいからやめた方がいいよ」と厳しいツッコミをされていたそうです。



VERVALは運良く念願であった音楽の仕事をすることができるようになり、軌道に乗ってきたので日本に移り、YOONはそのままデザイン会社に就職。2人は遠距離になってしまい、会う機会が減ってしまったので「日本においでよ」とVERVALからお誘いが。その時YOONも日本でクリエイティブな仕事にチャレンジしたいというタイミングだったので、VERVALが活動していたTERIYAKI BOYZのTシャツデザインや楽曲のCDジャケット等を担当してもらっていました。


<AMBUSH誕生まで>

2002年、VERBALがYOONと共にAMBUSH DESIGNを設立。“ANYTHING GOES(何でもあり)”をモットーに、東京ならではの楽しさ、繊細さ、独特なカルチャーを追求する会社としてスタートします。

2004年、ジュエリーブランドのアントニオ マーフィー & アストロ(Antonio Murphy & Astro)をスタートしました。「ユニークで類を見ないデザインをハイジュエリーとして制作する」のがコンセプト。ユニークなデザインを18金、プラチナ、ダイアモンド等の高級素材を惜しげも無く使い、他のジュエリーブランドでは見られない高級感とストリート感の融合、トレンドに捕われない自由な発想が注目されました。
ここで世界中からカスタムオーダーも受け、カニエ・ウェストやJay-Z、ビッグ・ショーン等のアーティスト達も愛用している事から話題となります。



その後、2008年にVERBAL(バーバル)とYOON(ユーン)の2人でアントニオ マーフィー&アストロのセカンドラインとしてAMBUSHの設立となりました。遊び心のあるデザインを追求し、今までジュエリー・アクセサリー類では見られなかった新素材や塗装との融合で新たな配色やスタイルを提案していきます。



こちらが人気に火が付いた『POW!』のジュエリー。こちらは最初友人やVERBALファン等の為だけに作っていたのが公の場に出たことで注目を浴び、このオーダーが増えたことでAMBUSHの設立に至ったそう。


その後2015年にはパリでの初の展示会を開催し、世界のファッションビジネスを中心とするオンラインニュースサイト、”Business of Fashion(BOF)”が発表する「ファッション界を変える世界の500人」にVERBAL、YOONの2人が2年連続選出されます。
更に2017年には、若手ファッションクリエーターの育成・支援を目的としたファッションコンテスト、”LVMH Young Fashion Designers Prize”にてファイナリストに選ばれ、現在では世界中から注目を集めるブランドへと成長しています。

-AMBUSHの幅広い交友関係-

ご存知の方も多いと思いますが、VERBAL自身も音楽活動しているので、日本の芸能人や著名人をはじめ、海外で活躍している各界の有名人との交友関係が実に幅広いです。
VERBALはファッションでは外せない人物カニエ・ウェストをはじめ、ファレル・ウィリアムス、ブラック・アイド・ピーズのウィル・アイ・アムとビッグネームとも交流が深いです。またストリートシーンでは外せない藤原ヒロシやヴァージル・アブロー、NIGOなど、彼のインスタグラムを見るとすごい人ばかり。
YOONも水原希子やローラ、カーダシアン一家、ケイト・モス、ナオミ・キャンベルといったトップモデル達との交流も。
音楽とファッションは密接にリンクしているので、YOONとVERBALがタッグを組んでるのはストリートシーンにも少なからず影響していそうです。
最近ではAMBUSHがラップユニットMIGOSのライブ衣装を手がけていました。

-2018年に飛躍したAMBUSH。キーワードは『Dior』『NIKE』

これまでサカイやアンダーカバー、ジョージ・ジェンセン(GEORG JENSEN)ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)のメンズスタイル・ディレクターのキム・ジョーンズなど、第一線の方々と数々のコラボレーションを重ねてきたAMBUSH。

今年2月にはAmazon Fashionと組んで東京でブランド初のショーを開催。
続いてデザイナーのYOONがキム・ジョーンズ率いる新生「DIOR」メンズのジュエリーディレクターに抜擢され、6月にパリでデビューショー、そして11月に東京で発表された2019年プレフォールコレクションでもキーとなったアクセサリーを手掛けるなど、2018年を通じて活躍しました。
そして2018年の締め括りとなる12月、アンブッシュと「NIKE」の協業を発表。

Nikeとコラボレーションすることになったプロジェクトの始動は2017年夏。LVMHプライズの後に、ナイキからのオファーでコラボレーションが決定したそう。
販売して即完売となったのはYOONも着用していたフェイクファーのリバーシブルジャケット。 数ヶ月後に再販予定はあるそうです。

ブランド設立から10年。2018年はAMBUSHにとって大きな変化が立て続けに起こりましたが、YOONは「マラソンのような年だった」と振り返っています。「”飛躍”とも言われるが、突然何かが降ってきたわけではなく、全て時間をかけたからこそできたのだと思う。地道にやってきたことが実になるタイミングが、たまたま今年に重なった」とのこと。
世の中のトップアスリートと同じように、繰り返し何かをやって、何度も同じことを練習して、結果としてゴールに到達できる。彼女の地道な努力が少しずつ実になってきて、今年たくさん花開いた、ということでしょう。


これまでのジュエリーはコンサバティブでクラシックなデザインが多かったなか、「アンブッシュ」はそういったルールを取っ払ったブランドとして新しいジャンルを確立しています。
すでに来年のプロジェクトが進行中だというYOON。2019年はAMBUSHに何が起きるのか、来年もAMBUSHの行方もチェック必須です。

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